
韓国の外貨準備高が2025年5月末時点で2カ月連続で減少し、過去5年1カ月で最低水準となった。韓国銀行が5日に発表したところによると、5月末の外貨準備高は前月比7000万ドル減の4046億ドルとなった。これは2020年4月(4039億8000万ドル)以来最も低い。
外貨準備高の減少は、運用収益の増加にもかかわらず、国内金融機関の外貨預金が減少したことが主因とされている。外貨準備高は今年3月に一時的に反発したものの、4月から再び減少傾向に転じ、2カ月続けて減少した。
韓国の外貨準備高は4月末時点で世界第10位を維持している。韓国は2023年8月に香港に順位を抜かれた後も9位を維持していたが、ドル安の影響などでドイツに逆転を許し、10位に後退した。
各国の4月末時点の外貨準備高をみると、1位は中国(3兆817億ドル)、2位は日本(1兆2982億ドル)、3位はスイス(9797億ドル)、4位はロシア(6803億ドル)、5位はインド(6684億ドル)、6位は台湾(5828億ドル)と続く。
(c)news1