2025 年 1月 11日 (土)
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韓国の地方主要拠点の企業、続々とソウル首都圏に勤務地移転

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韓国で地方に主要拠点を置く企業が、首都圏に続々と勤務地を移している。就職活動中の学生らの間では勤務地としてソウルの人気が高く、優秀な人材を確保したい企業側がその希望に応えたかたちだ。

鉄鋼メーカーのポスコは、購買など一部の職種の勤務地をソウルにした。2016年から新入社員を浦項(ポハン)などに優先配置してきた。同社は勤務地の変更について「中長期的にみて人材採用の効率性を考慮した」と明らかにした。つまりソウルで働きたい志願者の要求を反映したことを意味する。

主に研究開発分野の拠点を首都圏に移すことも多い。LGグループ系列会社8社、計22棟が集まっている麻谷(マゴク)LGサイエンスパークが人気を集めているのもその位置が最大の理由だ。LGグループが麻谷を研究開発の拠点に選んだ背景にも志願者の希望が大きく作用した。

現代自動車は約2年前から未来車研究部門とソフトウエアセンターなどを京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市の板橋(パンギョ)とソウルの元暁路(ウォンヒョロ)社屋に移した。HD現代も昨年末、板橋にグローバル研究開発センターを完工して蔚山(ウルサン)から移した後、今年採用者が急激に増えた。

拠点を移すことができない企業では、循環勤務制を導入したり、地方大学からの採用を増やしたりして対応している。

ある大手企業の営業管理部門の社員が全国の販売法人を一定期間循環勤務する体制を取った。関係者は「多様な販売法人を経験させる狙いもあるが、首都圏勤務の希望者が多いのも大きな理由だ」と話した。

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