
韓国仁川市の桂陽山で「ラブバグ」と呼ばれる虫が大量発生し、地面を覆うほどの死骸が積もった動画がSNSで公開され、衝撃を与えている。
SNSに6月28日投稿された映像では、山道を埋め尽くすように飛び交うラブバグの群れと、デッキ階段や休憩所の床が黒く見えるほど積もった死骸が映し出されていた。撮影者は「虫嫌いな人は気絶するレベル」「生きている虫と死骸が混ざって厚いじゅうたんのようだった」と表現した。
これを見たネットユーザーたちは「虫が苦手でなくても倒れそう」「息を吸うのも怖くなる」「あれが土じゃなくて虫だって?」「自分は桂陽区住民だが、山だけでなく住宅地にも異常なほど発生していてストレス」といった反応を寄せた。
ラブバグは小型の昆虫で、胸部が赤く、羽が黒いのが特徴。近年の気候変動の影響で韓国各地で大量発生しており、2024年にはソウル市に寄せられた関連の苦情件数が9296件と、前年(4418件)の2倍以上に達した。
人を刺したり直接的な害を与えることはないが、夏場に急増する「生活不快害虫」「突発害虫」として分類され、住環境への悪影響が問題視されている。
(c)news1