2025 年 5月 26日 (月)
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韓国の出生数、9年ぶり増加も地方では低迷

仁川の病院で新生児の世話をする看護師(c)news1

昨年、韓国の出生数が9年ぶりに増加したものの、全国の市・郡・区の約5分の1では年間出生数が100人前後にとどまった。

統計庁の国家統計ポータル(KOSIS)によると、昨年全国229の市・郡・区のうち52カ所(暫定値)で年間出生数が150人未満だった。全国の合計特殊出生率は0.75人、出生数は23万8000人で、前年よりそれぞれ0.03人、8300人増加した。しかし、地方では「1日に出生が1人もいない日」が多いのが現状だ。

慶尚北道の鬱陵郡と英陽郡では年間出生数が0~49人だった。年間出生数が100人前後(50~149人)の地域が最も多かったのは、慶尚北道と慶尚南道で9カ所ずつ。次いで、江原道・全羅南道・慶尚北道でそれぞれ8カ所だった。

慶尚南道では南海郡、河東郡、山清郡など9カ所、江原道では太白市、横城郡、寧越郡など8カ所、全羅南道では咸平郡、珍島郡、新安郡など8カ所が該当した。その他、忠清北道や忠清南道、全羅北道の一部地域、さらに広域市の釜山・中区、仁川・甕津郡、大邱・軍威郡でも年間出生数が100人前後だった。

一方、出生数が最も多かったのは首都圏や新都市だった。京畿道の華城市が7200人で最多。次いで水原市(6500人)、龍仁市・高陽市(各5200人)が続き、忠清北道の清州市(4900人)が5位となった。

(c)news1

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