韓国の健康機能食品市場が、新型コロナウイルスの長期流行と健康を重視する消費トレンドに支えられて成長傾向を見せ、6兆1429億ウォン(約6482億円)となった。市場規模は、4兆8936億ウォン(約5164億円)程度だった2019年から4年で25%成長した。
全体的な市場は成長したものの、健康機能食品の代表的な商品である紅参の割合は毎年減っている。その代わり、4年前640億ウォン台に過ぎなかったタンパク質補充剤の販売量が2倍以上成長した。
健康機能食品協会によると、昨年の健康機能食品の市場規模は、前年より8%成長した6兆1429億ウォンと推算される。
市場で消費者が最も多く求める原料は紅参だ。2019年、4兆8936億ウォンだった健康機能食品市場のうち、32.6%に当たる1兆5939億ウォンを占めるほど圧倒的な割合を示し、市場をリードした。
しかし昨年、市場が6兆1429億ウォンに成長する一方で、紅参販売額は1兆4062億ウォンに減り、市場に占める割合も相対的に下がって22.9%となった。
同期間、紅参の代表ブランドである韓国人参公社「正官庄(チョングァンジャン)」の売り上げも下落傾向を見せている。2019年の1兆4037億ウォンから2021年には1兆2928億ウォンに減った。新型コロナウイルスの長期化で免税売り上げが大幅に下がり打撃を受けた。
正官庄が最近、主な消費層に浮上した20~30代の攻略に集中しているのは、減少する販売実績反騰のためだ。「正官庄人気」で売り上げに20~30代が占める割合は2018年の40.5%から昨年は56.2%まで上がり、中高年層を越えた。
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