韓国の主要な低価格コーヒーフランチャイズ店舗数が7000店を超えた。1000~3000ウォン(1ウォン=約0.11円)台の低価格コーヒーが人気を呼び、店舗数が急速に増えた。外食業界関係者は、低価格コーヒーの人気が当分続くと予想しつつ、供給過剰による値下げ競争が避けられない状況を憂慮している。
公正取引委員会の加盟事業取引ポータルサイトによると、昨年末基準で「メガMGCコーヒー」の全国加盟店数は2156店で、前年比563店(35%)増えた。
「COMPOSE COFFEE」は昨年加盟店数が1901店で前年比616店(48%)増。グループBTS(防弾少年団)のVをモデルに起用し、認知度を高めた。
「ペク・ダバン(Paik’s Coffee)」も成長傾向を示した。昨年の加盟店数は1228店で、前年比257店(27%)増えた。
他の2023年の低価格コーヒーブランドの昨年の前年比店舗増加数は▽「the Venti」237店▽「MAMMOTH COFFEE」159店▽「THE LITER」53店などだった。
昨年の低価格コーヒーブランドのフランチャイズ加盟店数は約7500カ所。公正取引委員会によると、2022年の外食業種の加盟店数は17万9923店で前年比7.4%増加したが、このうちコーヒーが2万6217店で全体の14.6%を占めた。
インフレ(物価上昇)の長期化が予想される中、低価格コーヒーの人気は当分続くと予想される。ただ、店舗増加速度があまりにも速いため、近いうちに供給過剰に直面するだろうという懸念も提起されている。
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