韓国を代表する大型書店「教保(キョボ)文庫」が先月下旬、希望退職を募ったところ150人余りから申し込みがあったことを明らかにした。全職員1167人の13%に当たる。
教保文庫は4月1~26日、40歳以上のうち10年以上在職した役職員など500人を対象に希望退職申請を受け付けた。希望退職を募るのは設立から43年で初めてだった。
退職者のうち10~15年目には基本給20カ月分、15年目以上の者には24カ月分を支給するほか1000万ウォン(約100万円)を提供し、子どもの学資金として最大2000万ウォン(約200万円)を追加する。
教保文庫は先月、希望退職者を募集する理由について「経営難によるものではなく、生産性と競争力を強化し、未来へ跳躍するためだ」と説明していた。
関係者は「大規模なインフラ投資に続き、人材の面でも力量を強化するため役職員と会社の全員がウィンウィンになるよう対策を考えた」と話した。
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