
韓国教育省と職業能力研究院の調査によると、中学・高校生の間で最も人気のある将来の職業は「教員」で、11年連続の1位となった。調査は全国の小中高生と保護者・教職員ら約3万7400人を対象に実施された。
希望職業が「ある」と答えた生徒は全体の70.5%。中学生の1位は「教員」(7.5%)、2位「スポーツ選手」(5.4%)、3位「医師」(3.6%)。高校生も「教員」(7.6%)がトップで、「生物科学者・研究者」が3位へと急上昇、「医療系技術職」も新たに上位入りした。一方、「軍人」は順位を落としている。
小学生では「スポーツ選手」(14.1%)が8年連続で首位。「医師」「クリエイター」が続き、クリエイターは前年に続き3位を維持した。
高校卒業後の希望進路では、「大学進学」が64.9%と3年連続で減少傾向にあり、「就職希望」が15.6%へ増加。「未定」は11.2%だった。中学生の高校進学希望は91.1%と高水準。
進路教育への満足度は高校生で3.75点と前年より改善。「進路系クラブ活動」や「進路体験活動」への評価が高く、参加希望は全学年で8割を超えた。
教員や管理職からは「多様な進路体験の機会」や「個々の特性に応じた活動」の必要性が指摘され、予算や人材の確保も課題とされた。教育省は今後、AI時代や単位制導入に対応した進路教育の強化に取り組む。
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