2024 年 12月 21日 (土)
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韓国の中学生、ソウルから周辺都市に分散…不動産価格影響か

試験の準備をする受験生ら(c)news1

韓国で、学齢人口減少の中でも京畿(キョンギ)圏では7年連続で、転出する中学生より転入する中学生が多いことがわかった。純流入(転入と転出の差)が発生する地域は、塾などの教育環境が良くなり、高校・大学入試での進学実績までつながるため、有望学区地として注目されている。

ソウルの大学予備校「鍾路(チョンノ)学院」が韓国教育開発院の教育統計サービスを分析した結果、ソウルでは最近10年連続で中学生の純流出が発生した。

純流出数は最近5年間(2018~2022年)2845人で、直前5年間(2013~17年)の2497人より増えた。

江南(カンナム)8学区が属する江南区と瑞草(ソチョ)区の場合、転出する中学生より転入が多かったが、その数は2013~17年の1994人から2018~22年には1021人に減った。半面、京畿圏では2013~17年には877人だった純流入が2018~22年は3243人に急増した。

こうした流れは小学生も同様だ。ソウル圏では10年間で3万3661人が純流出し、京畿圏では1万5300人が純流入した。

同学院のイム・ソンホ代表は「既存の名門学区の場合、不動産価格の高騰などで転入が容易ではない」と指摘。「名門学区でも成績上位20~30%以内に入れなければ、他の地域とさほど差はないという認識があるのではないか」と分析した。

(c)news1

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