
米大リーグのキム・ヘソン選手(ドジャース)が、自身の父親による借金騒動に関連し、これまでの態度を謝罪する公式コメントを発表した。キム・ヘソン選手は11月22日、自身のSNSに投稿し、「未熟な言動と、その後のインタビューで見せた態度によって失望させたすべての方々に頭を下げて謝罪する」と述べた。
キム・ヘソン選手は11月6日、メジャーリーグでの初シーズンを終え、仁川国際空港から帰国。空港での取材中、父親の債権者がピケを掲げて抗議していたところに居合わせ、「あの方がいなくなったらインタビューをします」と発言。指をさしながら「言葉で言ってください、言葉で。いつもああやってばかり」と語気を強めた。
この様子が報道・拡散されると、借金の当事者である父親ではなく、息子であるキム・ヘソン選手自身が債権者に対して不適切な態度を取ったとして、非難の声が上がっていた。
キム・ヘソン選手はコメントの中で、「空港で抗議されていた方は、高校生の頃から私の学校にまで来られ、2018年からは野球場や空港でピケや横断幕を持って抗議を続けてこられた方だ」と説明した。2019年に野球場で直接会った際には「借金を返済する」と申し出たが、「選手から金をもらいたいのではなく、父親に状況を伝えたい」という理由で拒否されたと明かした。
また、「家族としての責任感から、契約金や給料を含め、息子としてできる限りの経済的支援をしてきた」「父の借金によって被害を受けた方々に少しでも助けになればと思ってきた」と述べた。
さらに、「1年ぶりの帰国で良い姿をお見せすべきだったが、感情を抑えられず、してはならない言動をしてしまった。言い訳の余地はなく、深く反省している。今回の件を契機に、より良い人間になれるよう努力する」と謝罪の意を重ねた。
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