
ソウル・蚕室の石村湖一帯で開催中のポケモンイベントに、一般参加者だけでなくリセール業者が殺到し、現場では不満の声が相次いでいる。
このイベント「ポケモンタウン2025 with LOTTE」は、4月25日から5月18日まで、ソウル市松坡区のロッテワールドタワー、ロッテワールドモール、石村湖など蚕室一帯で開催され、ポケモンファンにとっては見逃せない大型イベントとなっている。
今回の主役は、変身能力を持つポケモン「メタモン」。メタモンがピカチュウやラプラスに変身した巨大バルーンが展示されているほか、展示・体験型のコンテンツも多彩に用意されている。
中でも注目を集めているのが、イベント限定で無料配布されている「メタモンプロモカード」だ。このカードは、現地で身分証とロッテオンアカウントを確認のうえ、1人1枚まで配布されているが、現在、韓国の中古取引プラットフォーム「ポンゲチャンター」や「タングンロケット」などで、1枚あたり最大10万ウォン(約1万円)で販売されている。
カードは韓国国内限定で配布されているため、その希少性から国内外の転売業者が殺到している。特に中国から訪れた業者が目立ち、複数のアカウントを作成して大量にカードを受け取ったり、一般参加者から金銭でカードを買い取ったりするなどして、再販売による利益を狙っている。イベント会場近くでは、外国人が現金でカードの買い取りを持ちかける様子も目撃されている。
さらに、今回のイベントで販売された限定グッズも品薄となっており、リセール目的の買い占めにより一般ファンが十分に楽しめない状況が続いている。
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