韓国で今年も高級ホテルの「アップルマンゴーかき氷」合戦が始まった。今年はフォーシーズンズホテルが1杯10万ウォン(1ウォン=約0.1円)を超える商品の発売を予告し、他のホテルも10万ウォンを超える製品を発売するか関心が集まっている。新羅(シルラ)ホテルとロッテホテルでは10万ウォンを超えない値段に決まった。
ソウル新羅ホテルの今年のアップルマンゴーかき氷1杯の価格は、昨年の8万3000ウォンより18%高い9万8000ウォン。今月27日から8月末まで「ザ・ライブラリー」で提供する。
新羅ホテル関係者は「済州(チェジュ)産アップルマンゴーかき氷は原価率が依然として50%を超えるため、他の飲食物の原価より高い。食材費など物価高でやむを得ず価格を調整した。最高の商品とサービスを提供するため努力を続ける」と話した。
元祖は新羅ホテルだ。2008年、新羅ホテル済州で初めて販売され人気を集め、ホテルかき氷の主流となった。新羅ホテルソウルのアップルマンゴーかき氷は毎年価格が上昇してきた。2019年5万4000ウォン、2020年5万9000ウォン、2021年6万4000ウォン、2022年8万3000ウォンで、今年の引上率は例年よりは高くない。
ロッテホテルソウルでは今年の価格は9万2000ウォンで、昨年(8万8000ウォン)より4.5%小幅上昇した。
今年は暑さが早く来る中、高級ホテルは例年より早くかき氷合戦を始めた。
光化門(クァンファムン)フォーシーズンズホテルソウルは今年、昨年(9万6000ウォン)より31%も値上げした12万6000ウォンに設定し、物価高時代のアップルマンゴーかき氷合戦の幕開けとなった。5つ星級の高級ホテルで販売するかき氷のうち、10万ウォンを超えるのはフォーシーズンズホテルが初めてだ。
ホテル側は「済州アップルマンゴーガーデンかき氷は、最高級の済州産アップルマンゴーを2つ以上入れた」と紹介した。また、ライムとココナッツゼリー、マンゴーコンポート、マンゴーソルベなどをのせて食用花とハーブなどを加えた。
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