2024 年 12月 26日 (木)
ホーム社会韓国のフルーツ飴店、「ここは古い果物を使っている」悪意のレビューで売り上げ6分の1…書いた「犯人」はだれか

韓国のフルーツ飴店、「ここは古い果物を使っている」悪意のレビューで売り上げ6分の1…書いた「犯人」はだれか

タンフル(c)MONEYTODAY

配達アプリの“レビューテロ”によって売り上げが6分の1ほど下がった、という韓国の自営業者の話が話題になっている。

JTBCの番組「事件班長」では、大邱でタンフル(フルーツ飴)屋を経営する30代女性が、悪質なレビューテロで頭を悩ませているという話が伝えられた。レビュアーの正体は、そこでアルバイトをしていた女性のボーイフレンドであることが判明した。

経営者によると、事情はこうだ。週5日勤務していた20代女性アルバイトが昨年末、3日間休暇を取ったまま戻らなくなった。「個人的な事情があり、もう出勤できない。申し訳ない」。そう退社を通知してきた。経営者はアルバイトにすぐに電話をかけたが、通じなかったという。

数日後、そのアルバイトから連絡があった。「社長、本当に申し訳ない。実は彼氏と別れて釜山に来た。無責任で申し訳ない」。そう語り、未払いになっている給料の入金を求めてきた。これに対し、経営者は「受け取りたいのなら、直接来てください」と伝えた。

こうしたやりとりがあった後、タンフル屋への悪意あるレビューが掲示された。「タンフルがシャキシャキしているものが1つもない。古い果物を使っているのか。一口食べてすぐ捨てた。次からはもう頼まない」などとする内容だった。

やがて、悪意ある“レビューテロ”の犯人がアルバイトのボーイフレンドだという事実が判明。アルバイトは「ボーイフレンドがやったことで、私は知らなかった」と釈明した。経営者がボーイフレンドに直接抗議すると、「パイナップルの挿し木が抜けたことを謝れ」「正面対決しよう」などと対抗してきた。

経営者は、悪質なレビューの影響で売り上げが6分の1に減ったと主張した。一方、ボーイフレンドは「レビューは事実そのままを書いただけだ」と反論。「彼女(アルバイト)への賃金の未払いがまず問題だ。労働庁にも申告した」と、「事件班長」側に伝えた。

(c)MONEYTODAY

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