
韓国プロ野球の開幕とともに、スタジアムにあふれる使い捨てごみの問題が改めて注目されている。観客席にはチキンやビール、プラスチック容器や紙コップが並び、試合の盛り上がりと比例するように廃棄物も増えていく。
一部の球場では「使い捨て削減」の取り組みとして再利用容器の導入が進むが、実効性には課題が残る。過去には減少傾向も見られたものの、観客数の増加とともに再び使用量は増加し、分別回収も混雑や安全面の問題から十分に機能していないケースが多い。
一方、米大リーグでは異なる流れが見られる。大谷翔平選手のように、選手がタンブラーやマイボトルを使う姿が自然に定着しており、一部球場では給水ステーションも整備されている。
例えば、球団による再利用カップの試験導入や、廃棄物の大部分をリサイクルや堆肥化に回す取り組みなど、仕組みとしての資源循環が整えられている。飲料は「使い捨てるもの」ではなく「補充して使うもの」という意識が根付いている。
こうした違いは単なる文化ではなく、構造の問題でもある。資源を使い捨てる前提の環境では危機意識は生まれにくいが、再利用が前提となれば資源の価値そのものが変わる。
さらに、中東情勢ではエネルギー施設に加え海水淡水化施設も攻撃対象となり、水資源の重要性が一層浮き彫りになっている。水は利便性の問題ではなく、社会を支える基盤となっている。
野球観戦という娯楽の裏で大量に消費される使い捨て製品は、環境負荷として確実に積み重なる。スタジアムの風景をどう変えるかは、私たちの消費のあり方を問い直す問題でもある。【news1 ファン・ドクヒョン気候環境専門記者】
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