
韓国で教師に対する“クレーマー保護者”が問題視されるなか、今度は医療従事者に対する“クレーマー保護者”の話題が最近、オンラインコミュニティに投稿され、拡散されている。
投稿したのは、小児科に勤務している医療従事者。投稿によると、ある母親が、熱を出した2歳の子どもを連れて来院した。一晩中、面倒をみたのか、母親は疲れ切った表情だったという。
子どもに点滴を打つ際、看護師が針を刺し直した。すると「腕が悪い!」と大声で文句を言い、看護師は母親の怒りが収まるまで頭を下げ続けた。
次に、生理食塩液500mlの輸液バッグから300mlを点滴した。すると、驚いたことに母親は「残った200ml分は支払いから差し引いてほしい」と訴えた。あまりに切羽詰まった表情だったため、500mlの代金の1300ウォン(約140円)を受け取らなかったという。
この投稿を読んだネットユーザーは「一番扱いに苦労するのが子どもの保護者たち」「取り込んでいる時にそんな人が来たら診療拒否したくなりそうだ」などと共感を示した。
ネットユーザーのうち、産婦人科勤務の医療従事者は「ある保護者が子どもを連れてきて、とんでもない要求をしたので『別の病院に行ってください』と言った。すると、大声を出して周りの人に迷惑をかけ、保健所にうその苦情を入れた」という話を書いた。「その人は病院をめちゃくちゃにしておきながら、2年ぐらいあと、再び現れた。今度は本人が診療を受けるといい、『子どもの面倒を見てほしい』と言われた」という経験を語った。
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