韓国の中小企業工場の工場長が、外国人女性職員に対し、常習的にセクハラをしていた。工場に勤める男性がJTBCの番組「事件班長」に対し、セクハラ場面が盛り込まれた映像を提供した。
男性によると、50代の工場長は、20~50代の外国人の女性労働者に対し、繰り返しセクハラをしていた。なかでも、最も若い不法滞在のベトナム女性が主に被害を受けていた。
男性は5~6カ月間にわたり、被害者の同意を得て、証拠となるセクハラ場面を動画撮影していた。
映像によると、工場長は女性職員を後ろから抱きしめて腰に手を回したり、お尻をポンと叩いたりしていた。他の職員にも抱きついて腕をさわったりした。
他に職員がいても全く気に留めず、女性職員を抱きしめようと試み、拒否されると、後ろから抱きかかえた。
工場内部には防犯カメラがあるが、工場長は女性職員を死角に追い込んで、仕事をさせたという。
被害に遭った女性職員らはセクハラを受けても、不法滞在であることがばれることを恐れ、通報されることをためらった。
工場長は減給3カ月の懲戒処分を受けたが、その後も勤務を続けている。会社側によると、工場長は「職員を激励する意味で、慰めようとしただけだ」とセクハラの事実を否定しているという。
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