ソウルオリンピック公園近くで今月2日、信号違反をした乗用車が警察に摘発された。運転していた70代男性の身分照会をしたところ、1995年に重大な詐欺事件で指名手配され、28年間も逃走していた容疑者と判明し、その場で逮捕状が執行された。
ソウル江東（カンドン）警察署などによると、2日午後1時45分ごろ、オリンピック公園近くの教会前を走っていた乗用車が信号に絡んだ違反を犯し、検問をしていた交通警察が違反処理に取り掛かった。
ところが、運転していた男性の身分証明書を照会をしたところ、この男性が「A級指名手配者」と判明した。過去に発行された逮捕状の効力が残っていたため、警察はこれを執行し、管轄署であるソウル松坡(ソンパ)警察署に身柄を引き渡した。
警察は「指名手配に関する規則」により、手配者をA・B・Cに分類し管理する。通常、殺人や詐欺などの重大事件の容疑者が逃走した場合、A級手配となる。
警察はこの男性の逮捕について「確認するのは難しい」と慎重な態度を示している。
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