
韓国で過去5年間に摘発された海上密入国者のうち、約96%が中国人であることが明らかになった。主な目的は就労で、全体の約9割を占める。
国会農林畜産食品海洋水産委員会所属のキム・ソンギョ議員(国民の力)が海洋警察庁から提出を受けた資料によると、2020年から2025年9月までに海上密入国で摘発された54人のうち、52人が中国国籍だった。
そのうち46人は韓国での就労を目的に密入国したことが判明した。その他▽中国にいる同胞の密出国を手助けするために入国した者が3人▽債務返済目的が2人▽韓国内滞在中の家族訪問目的が1人――だった。
中国人以外では、韓国国籍の密入国者が2人確認された。いずれも刑事処罰を逃れるために海外へ出国し、その後再び韓国内に不法入国して摘発された。
キム・ソンギョ議員は「海洋警察はますます巧妙化する海上密入国手口を徹底的に確認・監視し、被害が発生しないよう積極的に取り締まりに取り組むべきだ」と述べた。
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