韓国の中部地方に大雪が降った際、滑走路に積もった雪を瞬時に処理した空軍の除雪装置が話題になっている。空軍第19戦闘飛行団は13日から滑走路除雪装置「SE88」を投入し、同日未明まで滑走路に降った6.6センチの雪を処理した。
SE88は退役戦闘機エンジンをリサイクルし、高温の排気ガスで雪を溶かす。大雪で戦闘機が離陸できない事態を防ぐため、空軍は1988年、SE88を独自開発した。戦闘機エンジンから発生する摂氏340度ほどの高熱排気ガスを噴射し、長さ3キロの滑走路に積もった雪を30分以内に除去できる。
ただ、SE88は空軍滑走路の除雪を優先する装備であるため、民間支援は難しいというのが第19戦闘飛行団関係者の説明だ。
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