韓国のSNSで「スイッチオン・ダイエット」が話題となっている。江北サムスン病院の家庭医学専門医であるパク・ヨンウ教授が33年間の肥満治療の経験を基に開発したプログラムだ。このダイエットは、短期間で健康的に痩せやすい体質に導くことを目指し、4週間にわたる具体的なルーティンで構成されている。
パク教授は、スイッチオン・ダイエットの基本ルールとして以下を挙げている。
▽1日2リットル以上の水を飲む
▽最低でも6時間の睡眠
▽サプリメント摂取
▽間欠的断食(14時間断食―10時間内に食事)
▽就寝4時間前に夕食
▽週4回以上の高強度運動
各週のダイエット内容として挙げているのは次の事項だ。
◇1週目:腸内環境の改善
最初の3日間は腸を休ませるため、1日4回の食事を全てプロテインシェイクに置き換える。シェイクは短期間の断食効果を得るためで、過度な空腹時には豆腐や無糖ヨーグルト、緑黄色野菜などが許可される。4日目からは昼食に低炭水化物の食事が加わる。
◇2週目:筋肉回復と断食開始
1日2回のプロテインシェイク、昼は低炭水化物食、夜は炭水化物なしの食事に変更し、筋肉量の回復を図る。また、断食は夕食後から翌日の午後までの間欠的に導入する。
◇3週目:断食日数の増加
3週目には断食を週に2日に増やす。断食翌日は栄養価の高い食事をしっかりと摂り、筋肉の維持を図る。食事内容は2週目と同様。
◇4週目:フルーツの追加と24時間断食
1日1個の果物摂取が可能になり、週3回の24時間断食も導入する。連続して断食せず、脳と体に良い影響を与えることを目的とする。
パク教授は、短期間で体質改善を図るスイッチオン・ダイエットの重要性を強調。SNS上では「4週間で5キロ減量した」「目標が達成できた」といった成功体験が共有されている。
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