韓国で、ビールやコーラのような清涼感がありながらノンカロリーであることから人気があった炭酸水が最近「萎縮」の傾向を見せている。安全問題が浮上し、主要フランチャイズカフェがペリエの販売を中断するなどしゼロ飲料に市場を奪われている。
韓国で最近、コーヒーチェーンのスターバックスに続き大型スーパー3社が「ペリエ」の販売を中断した。
フランスの自然鉱泉水でできたミネラルウォーターブランドのペリエは1992年にネスレが買収し、ネスレウォーターフランスが生産している。毎年世界140カ国で10億本以上売れ、世界市場シェア1位だ。
先月の主要海外ニュースで、ネスレがペリエの生産過程で炭酸を注入したり水道水を追加したりする不正をしていたと報じられた。さらにオゾンを使って鉱泉水を消毒していたこともわかった。
ネスレ側は飲料として問題はないとしているが、評判はがた落ちだ。
韓国の食品医薬品安全処も「安全上問題はない」としたが、消費者の不安を解消するため国内で流通しているペリエを回収して検査を進めている。
(c)news1