韓国全州(チョンジュ)地裁はこのほど、暴力行為など処罰に関する法律違反(共同暴行)や特殊暴行の罪に問われた全州の暴力団組員(27)に懲役1年を言い渡した。組員は常習暴行罪でも起訴されており、追加で懲役1年6月の判決を受けた。
また、特殊暴行罪で起訴された群山(クンサン)の暴力団組員(32)に懲役1年、ほう助罪に問われた知人(32)に懲役1年6月を言い渡した。
判決によると、2019年11月3日、全州の組員ら約10人が群山の組織員ら2人に「知ったかぶりをした」などと因縁を付け、殴る蹴るの暴行を加えた。現場から逃げた群山の組員たちが電話で仲間を呼んで全州へ乗り込み、大げんかに発展した。
有罪判決を受けた全州の組員は群山の組員の顔を拳で殴り、群山の組員も全州の組員の後ろから首を絞めるなど応酬したという。
この乱闘について検察は合わせて組員20人を起訴し、このうち17人は既に執行猶予付きの有罪もしくは懲役1年の実刑が確定している。
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