韓国のカフェで客の長居をめぐるトラブルが相次ぐなか、あるカフェでコーヒー1杯だけで粘り、出入りもしていた客と店側が口論になった。経営者がオンラインコミュニティに「まともな客だけを受け入れたい」と不満を投稿すると、同じように悩む経営者から賛同の声が集まった。
投稿によると、そのカフェに最近、大柄で60代半ばと推定されるサングラスの男性が客として入ってきた。経営者は「ずっと私を見つめているようで、ちょっと気持ち悪かった」という。コーヒー1杯だけ注文し、それを飲みながら1時間ほど滞在し、出て行った。
ところが2~3時間後、再び店を訪れ、トイレを使用した。その後、再び席に座り、テーブルを使い始めた。15分ほどが過ぎたころ、経営者は「何だこれ?」と違和感を覚えた。
経営者は今後その客を入店させないと決め、近づいて声をかけた。「誰かを待っているのですか?」。こう尋ねると、男性は不機嫌になり「そうだ。なんでだ。さっき来たばかりじゃないか」と声を荒げた。
「ここはわれわれの仕事の場だ」。経営者がこう言い返すと、男性は「うるさい」と言って、店を去った。
こんなやり取りに経営者は心が折れそうになり、オンラインコミュニティに次のように綴った。「最近は怒りを我慢できない。非常識な客は100人に1人なので、その1人は抜き出して、他は受け入れようと思う」
この投稿に同業者からの反応が相次いだ。「15年間、レストランを経営している。気に入らない人はみんな追い出して、安心して商売している」「客であれば何でも許されると思う人は、受け入れないことが多い」「飲み物1杯を注文したからといって、それがその店における“フリーパス”のようなものだと勘違いしている」などのコメントが寄せられた。
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