2025 年 1月 28日 (火)
ホームライフスタイル韓国で激論「タトゥー・半永久化粧の合法化」…医師団体が強く反発「健康と命を守る」

韓国で激論「タトゥー・半永久化粧の合法化」…医師団体が強く反発「健康と命を守る」

(c)MONEYTODAY

韓国でタトゥーや半永久化粧に関する合法化が議論されるなか、大韓医師協会がこれに強い懸念を表明している。同協会は「国民の健康と命を守るため、合法化に断固反対する」とし、法案の成立阻止に向けた対応を強調した。

同協会は21日、声明を発表し、「非医療従事者によるタトゥーや半永久化粧の施術は、人間の皮膚に侵入して恒久的な色素沈着をもたらす行為であり、その危険性を国会や政府に繰り返し警告してきた」と述べた。

さらに、タトゥーの施術には「感染症や免疫疾患、アレルギー、ショック、発疹、痛み、異物反応、重金属の体内蓄積といった副作用のリスクがある」と指摘。また、MRI(磁気共鳴画像)の診断精度を妨げることや、乳がんなどの早期診断を妨害するケースが報告されていることも挙げ、「皮膚の健康を損なうだけでなく、人体に深刻な影響を及ぼす行為だ」と強調した。

タトゥーで使用される色素の安全性についても「体内残留期間が長く、医薬品以上の水準での検証が必要だが、現行制度ではその基盤が不十分だ」と指摘した。

同協会は、タトゥー施術を「本質的に医療行為である」との立場を崩さず、「大衆的な関心が高まったからといって危険性が低下するわけではない」としている。また、法案に含まれるタトゥー施術の概念や範囲が不明瞭であることや、タトゥー関連団体が国会議員に提供する情報が不正確であると批判した。

タトゥー合法化の推進派は、タトゥー施術が既に社会的に広く普及していることを理由に法案成立を訴えている。だが、同協会は「安全性が確保されていない現状では、合法化は国民の健康を脅かすもの」と強く反論している。

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