韓国金融監督院は19日、暗号資産(仮想通貨)投資詐欺が頻繁に発生しており、特段の注意が必要だと明らかにした。偽暗号資産取引所を利用した詐欺だが、投資部屋参加型(コインリーディングルーム)の他にもオンライン親交利用型(ロマンス詐欺)、有名取引所詐称型などさまざまな種類がある。
詐欺犯は、SNSやチャットルームなどで特定取引サイトやアプリのダウンロードを誘導し、偽造された海外の有名取引所を紹介して、まるで正常な取引所であるかのような錯誤を引き起こす。ニセの取引所を利用した詐欺は、共通して最初は小額の暗号資産投資を勧め、実際に収益を与える。その後、投資金を増やして巨額の金が入金されれば、突然手のひらを返して返金を拒み、資金を騙取する方式だ。
ロマンス詐欺の場合、外国人がSNSやデートアプリを通じて連絡してきて、まずは被害者と親交を深める。その後、暗号資産への投資を勧め、見慣れない海外取引サイトを紹介し、加入するようにする。また、有名取引所詐称型は海外の有名暗号資産取引所の名称やリンク、ロゴなどを巧妙に借用し、利用者の錯誤を引き起こす。
金融監督院は「暗号資産取引の際、間違いなく有名暗号資産取引所かどうかを確認して利用するように」と呼びかけた。またオンライン投資部屋、SNSを通じた投資勧誘はひとまず疑い、検証されていない私設取引所利用時に高額振替をしてはならないと伝えた。
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