2026 年 1月 27日 (火)
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韓国で愛されたシベリアトラが永眠…静かな別れと“毛の匂い”に込めた記憶のメッセージ

清州動物園のインスタグラムに掲載されたトラのイホ(c)news1

韓国忠清北道清州市にある清州動物園は26日、この動物園で生まれ、穏やかな性格で親しまれてきたシベリアトラのメス「イホ」が24日、老衰のため息を引き取ったと明らかにした。

イホは2006年生まれ。1988年ソウル五輪の公式マスコット「ホドリ」の孫にあたるオス「パクラム」と、英マールウェル動物園出身のメス「オスカー」の娘チョンホの間に誕生した。翌年に生まれた雄のホブム、雌のホスンとともに「ホランイ三兄妹」として、長年にわたり来園者の人気を集めてきた。

2023年4月にホブムが高齢のため死んだのに続き、今回イホも旅立ち、現在はホスンのみが残っている。

清州動物園診療飼育チーム長のキム・ジョンホ氏は公式インスタグラムでイホとの最期の時間を振り返った。「先週の月曜日、少し力が抜けた様子だったが、名前を呼ぶと近づいてきて、穏やかな表情で座っていた。野生の回復力で、もしかしたら良くなるかもしれないとも思った」。しかし「24日の正午すぎ、イホの心臓が止まったと連絡を受けた」と明かした。

さらに次のように記した。

「しばらく二人きりで過ごした。後ろから抱き寄せると、まだ体の温もりが残っていた。成獣になってから初めて感じる毛の匂いだった。嗅覚の記憶は長く残ると聞き、背中に顔をうずめてしばらく離れられなかった」

「早く過ぎていったあなたの時間。20年間、近づいてきて檻に体をこすりつけながら迎えてくれてありがとう。年老いた体に無理をさせてしまい、申し訳ない。毎日とは約束できないが、かなり長くあなたを覚えている。先に行っていて」

清州動物園は、来園者がイホをしのべるよう、追悼スペースを設けて公開するという。

(c)news1

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