2025 年 9月 22日 (月)
ホーム社会韓国で急騰するランチ価格、拡大するコンビニ弁当市場…世界的フランチャイズも参入

韓国で急騰するランチ価格、拡大するコンビニ弁当市場…世界的フランチャイズも参入

SNOWFOX提供(c)news1

韓国で外食価格が急騰し、昼食1食が1万ウォンを超える「ランチフレーション」が深刻化する中、コンビニ弁当が人気を集めている。さらに世界的な弁当フランチャイズ「SNOWFOX」が参入し、市場拡大に拍車がかかっている。

コンビニ大手CUは9月14日、SNOWFOXと協業し、プレミアム弁当を発売した。SNOWFOXは1995年に米ヒューストンで創業し、現在は世界11カ国で3900店舗を展開する年商1兆ウォン(約1058億円)規模の企業で、従業員は8400人にのぼる。サーモン弁当や寿司ロールなどで知名度を築いてきた。今回の協業により、CUでは「サーモンクラブロール」「エッグロール」を4000ウォン台(約423円台)で提供するほか、「フルバップ」シリーズ、和風丼、ステーキサンド、サーモンマヨおにぎりなども販売する。

背景には外食価格の高騰がある。韓国消費者院の調査によると、2025年7月のソウル市内平均価格はビビンバが1万1538ウォン(約1221円)、キムチチゲ定食が8577ウォン(約907円)で、2年前に比べそれぞれ1153ウォン(約122円)、731ウォン(約77円)上昇した。カルグクス(手打ち麺)は9692ウォン(約1025円)、キムパプは3623ウォン(約383円)で、いずれも大幅に値上がりしている。

こうした中、コンビニ弁当の売り上げは堅調だ。2023年に26.8%増、2024年に24.0%増を記録し、2025年1〜8月も23.0%増と高い成長率を維持。CUの弁当売り上げも好調で、業界全体の流れを牽引している。

競合他社も新商品を投入している。セブンイレブンが7月に発売した「ドライバー食堂式バサックプルコギ弁当」は累計100万食を突破。GS25が8月に出した「ヘジャロプゲ トラオン ミョンブルホジョン弁当」は1週間で15万食以上売れた。

(c)news1

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