2025 年 1月 3日 (金)
ホームライフスタイル韓国で大流行の「裸足歩行」…「歩道拡大」法改正発議も

韓国で大流行の「裸足歩行」…「歩道拡大」法改正発議も

ソウル市江南区の大母山(テモサン)を裸足で登山する人々(c)news1

韓国で、遊歩道を裸足で歩く風景が日常の風景になった。地面を感じながら歩くことは健康に良いという人もおり、今や一つの文化として定着した感がある。

ソウル市江南区(カンナムグ)の大母山(テモサン)を散歩していたキム・ヨンヒョンさん(56)は裸足だった。裸足歩行を始めてから「慢性疾患の椎間板ヘルニアがだいぶ良くなった」と満足そうだ。遊歩道のベンチには靴が並び、散歩している人10人のうち7人は裸足。ほとんどが60代以上だったが、たまに30~40代も見えた。

京畿道龍仁市(キョンギド・ヨンインシ)に住む高齢者(62)は「月に1回、同窓生たちと登山しており、6カ月前から裸足で歩くことにした。足の裏に伝わる土の感触が忘れられない」と話した。

8歳、6歳の子どもを持つ親(41)は「裸足で歩ける道が家の近くの公園にあり、子どもたちと一緒に靴を脱ぎ捨てて歩いている」と笑顔を見せた。「80代の姑は、2時間ほど歩くと体がすっきりし、涼しい風で爽快になるらしい」と語る人もいた。

全州(チョンジュ)市とソウル市が素足歩行の活性化条例を通過させるなど自治体の後押しも活発だ。国会では野党「民主党」のチョ・オソプ議員が歩道設置拡大のための法改正を代表発議した。

ただ、医学的効果が証明されているわけではなく、ソウルファースト病院のチェ・ジェヒョク副院長は「もちろん運動は良いことだが、裸足であることの効果についてはいまだ曖昧だ」と指摘する。

(c)news1

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