韓国の若い世代に大流行している中国風デザート「タンフル」(砂糖シロップをかけた串刺しの果物)に向けられる視線が厳しくなっている。店舗周辺の路上などに食後のごみが散乱し、迷惑している人も少なくない。
NEWSISの記者が5日訪れたソウル市麻浦(マポ)区の地下鉄2号線弘大(ホンデ)入り口駅近くのあるタンフル店は平日にもかかわらず、客足が絶えなかった。
列に並んで購入した若者たちは近くの公園などに移動し、タンフルを食べながらスマホで「認証ショット」を撮っていた。20代の大学生は「暑いからか、少し持ち歩いただけで砂糖が溶けて手がべたつく」と話していた。
問題は、このべたつく串や紙コップなどが辺り構わず捨てられること。ごみの近くには虫が集まっていた。
近隣の服飾店の経営者(50代)は「店の前に串を捨てる人もいて、こちらが片付けなければならない」と不満そうだった。
タンフル店もごみ箱を用意するなどしているが、歩きながら食べる客が多いため効果的な対策はないようだ。
あるタンフル店主(40代)は串と紙コップを分別回収できるごみ箱を用意したが「結局、道に捨てる人は捨てる」と嘆いた。
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