韓国で保険設計士と病院関係者がからむ保険詐欺が増えている。特に保険商品の理解度の高い保険設計士らが病院と家族をつなぐブローカーの役割を果たすケースが目立つ。
警察によると、昨年の特別取り締まりで計1600件の保険詐欺を摘発し、検挙された人員は6044人、摘発金額は949億ウォン(約107億円)に上った。
保険詐欺で摘発された病院・保険業界従事者は毎年増えている。金融監督院によると、2020年の3490人から2022年には4428人に増加した。
2022年に保険詐欺で摘発された被害金は1兆818億ウォン(約1219万円)で、前年比14.7%増えた。
類型別では、診断書の偽造や入院手術費の過大請求が22.8%、2468億ウォン(約278億円)で最も高かった。これで摘発されたのは1万7316人で、自動車事故の運転者や被害物・事故日付の操作など(1万9405人)の次に多かった。
警察庁は1月、金融監督院や健康保険公団と業務協約を結ぶなどして対応を強化している。
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