2024 年 12月 27日 (金)
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韓国で増える「50・60代のインスタグラム」…フェイスブックは全世代で利用者減

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「最初はただうちの娘や周りの人たちがみんなやっているというので、『目で見る(掲示物を読むだけ)』だけにしようとインスタグラムに加入しました。ところが、ただ文章だけアップされるのではなく、写真や短い映像もアップされてくるのを見ていると、むしろ時間が経つのを忘れてしまいました」

韓国の50代女性、キムさんは、インスタグラムを使うようになった理由について、こう明かした。このように当初、若い世代が愛用するSNSと見なされていた「インスタグラム」が今や中高年層、高齢層まで広がっている。この5年間、インスタグラムのユーザー数が2倍近く増え、このような利用者急増現象を40代以上の中高年層が主導したことがわかった。特にインスタグラムが公開したショートフォームコンテンツ「リール」が人気を牽引した。

アプリ・リテール分析サービスのワイズアプリ・リテール・グッズは、このような内容のフェイスブックとインスタグラムアプリのユーザー変化調査結果を発表した。

2月のフェイスブックアプリ使用者は840万人だった。フェイスブックアプリのユーザーは2019年2月の1295万人から2024年2月の840万人で、この5年間に35%減少した。使用時間もまた52億分から23億分に55%減った。この5年間、1人当たりフェイスブック平均使用時間は31%減り、平均実行回数も51%減少した。

フェイスブックアプリの世代別ユーザー増減率を調べると、ほとんどの世代で全般的にユーザーが減った。年齢別減少率を見れば、20歳未満57%、20代50%、30代36%、40代19%、60歳以上13%減少し、唯一50代だけが1%増加した。

一方、フェイスブックの親会社であるメタが運営しているインスタグラムアプリのユーザーは、2019年2月1241万人から2024年2月2430万人へと、この5年間、ユーザーが96%増加した。

特にインスタグラムは、全世代で使用量が大幅に増えた。20歳未満94%、20代85%、30代60%、40代143%、50代149%、60歳以上113%使用量が増加したことがわかり、40代以上の中高年層のインスタグラム活用が全体の使用量増加を導いたと分析される。

インスタグラムが中高年層以上の世代でも大きな人気を集めるのは、この1~2年間に現れた現象と見られる。2022年に情報通信政策研究院(KISDI)が発表した「世代別SNS利用現況」報告書はSNS主な使用層であるMZ世代がフェイスブックを離れており、X世代やベビーブーム世代など比較的高齢層がフェイスブックを利用する傾向が強いと分析した。

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