韓国で少子化による小児科病院の経営難が深刻化するなか、小児科医師が他の診療分野への転換を希望する場合、これを支援するプログラムが本格稼働する。大韓小児青少年科医師会が今年3月、「小児科の看板を下ろす」と宣言したことに伴う後続措置だ。
医師会によると、6月11日にソウルで開かれる医師会学術大会で、美容や肥満、下肢静脈瘤、喘息診断・診療、糖尿診断・管理など成人診療の特性を紹介する総論講座が予定されている。今後も講座を定期的に設け、会員が小児科診療以外に、適性に合う分野を見つけられるよう支援する。
総論講座の後、塾のような、精鋭クラスに分けた分野別教育センターを運営し、超音波検査、痛みの治療などの実習も支援する。
医師会は、経営難で小児科病院が減少するなか、他の診療分野への転換を助けることが会員の利益につながると判断し「閉科宣言」につながったと説明している。
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