2024 年 5月 19日 (日)
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韓国で前例ないインフルエンザ、長期流行・医療危機の火種か

年別の学齢期インフルエンザ疑い患者の推移(1000人に当たりの人数)(c)MONEYTODAY

韓国でインフルエンザが大流行している。特に小中高校生の患者急増が目立つ。1年以上もインフルエンザ流行注意報が続く前例のない状況で、寒さや室内活動の増加が影響したとみられる。韓国政府がワクチン接種など感染防止に積極的に乗り出すべきだという指摘が出ている。

疾病管理庁によると、9月4週目(9月24~30日)に38度以上の高熱やせき、喉の痛みなどを訴えたインフルエンザ疑い患者は外来患者1000人当たり20.8人だった。昨年同期の4.9人の4.2倍だ。新型コロナウイルス禍以前の2019年(3.8人)の5.4倍に上る。

まだ秋だが、すでに平年の冬レベルで猛威を振るっているというのが疾病庁の説明だ。実際、2022年と2019年12月の2週目のインフルエンザ疑い患者はそれぞれ外来患者1000人当たり17.3人、19.5人で、今年9月末より少なかった。

今年のインフルエンザ流行は小児を含む小中高生(7歳~18歳)が中心だ。インフルエンザ疑い患者を年代別にみると、外来患者1000人当たりで7~12歳が53.8人と飛び抜けて多く、13~18歳31.8人、1~6歳22.9人が続いた。

(c)MONEYTODAY

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