韓国の代表的なアートフェア「フリーズソウル」と「キアフ」がこのほど、ソウル三成洞(サムソンドン)のコンベンションセンターCOEXで開かれた。多くのVIP顧客が集まるため、百貨店やブランド、飲食店などがマーケティングに総力を挙げた。
新世界百貨店が用意したVIPラウンジは開幕日の6日午後3時ごろ、早くもウォークインを締め切った。関係者は「招待客に限って予約を受けたが、午後3時ごろにはウェイティングが80組を超えた」と話した。
ファッションプラットフォーム「Wコンセプト」はラウンジを運営した。中央にイム・ジビン氏の銀色のベアバルーンが据えられ、その前は「認証ショット」を撮る20~30代の若者であふれた。関係者は「アート市場に飛び込む20~30代が増えており、私たちの顧客層とも重なる」と話した。
カフェ「ポール・バセット」や韓国料理ブランド「景福宮(キョンボックン)」はポップアップストアを出し、ペリエ、1792ウイスキー、ペルノリカコリアは試飲イベントを実施した。
一流ブランドはCOEXの外でもさまざまなイベントを開催。シャネルは既存の作家と新鋭作家を集めた「ナウアンドネクスト(Now and Next)」ビデオシリーズを出し、プラダは5、6両日に仁寺洞(インサドン)で開いた「プラダモード」で映画監督キム・ジウン、ヨン・サンホらとのインスタレーションアート展示を披露した。
二つの博覧会には昨年、4日間で7万人が集まり、約6500億ウォン(1ウォン=約0.11円)の美術品が取引された。国内はもちろん、海外のVIPも韓国を訪れ、COEX近くのホテルやレストラン、百貨店などへの波及効果が期待されていた。
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