2026 年 1月 24日 (土)
ホームエンターテインメント韓国で人気のスイーツよりも入手困難?…いまの主役は「バーチャルアイドル」グッズ

韓国で人気のスイーツよりも入手困難?…いまの主役は「バーチャルアイドル」グッズ

1月16日に「PLAVEセミ・ポップアップストア」が開かれたソウルのGS25店舗の前=読者提供(c)news1

韓国で、かつて非主流と見なされてきた「オタク文化」が主流へと転じ、消費トレンドの中核に浮上している。ファンが惜しみなく財布を開く中、流通業界は新たなファンダム・マーケティングを相次いで打ち出している。

流通業界によると、16日から全国8店舗のGS25で開催されているK-POPバーチャルアイドル「PLAVE(プレイブ)」の「セミ・ポップアップストア」には国内外のファンが列をなし、開店直後から連日、多くの商品が完売している。

会場では、ジオラマスタンド、アクリルスタンド、缶バッジ、証明写真セットのほか、フォトカードやランダムシール付き菓子・ベーカリー商品など、限定グッズを販売。GS25によると、15~18日の4日間でベーカリー5種の販売数は約30万個に達した。

品薄が続く中、SNSでは在庫のある店舗情報を共有する投稿が相次ぎ、「ドゥチョンク(ドバイもちもちクッキー)より入手困難なGS25のPLAVEパン」といった書き込みも見られる。GS25公式アプリ「ウリドンネGS」の検索ランキングでは、PLAVE関連語がドゥチョンク関連語を抑えて連日首位に立っている。

14日に実施した一部グッズの事前予約も、販売開始から15分で完売。SNS上では「お金を持って行ったのに買えない」「2時間並んだが空振りだった」といった声が相次ぐ。

人気の背景には、フォトカードやランダム封入の“コレクション性”を高めた限定仕様がある。とりわけ、全身ビジュアルのジオラマスタンド(9000ウォン)とアクリルスタンド(1万5000ウォン)は、価格にもかかわらず即完売が続く。販売初日に全60種のシールをコンプリートした“認証ショット”が拡散され、話題を呼んだ。

現実世界での高い人気を背景に、流通各社はバーチャルアイドルとの協業を広げている。Z世代を中心に“推し活”が日常化し、かつて周縁的とされた文化が表舞台で消費されるようになった。

ロッテウェルフードが昨年9月、バーチャルアイドル「異世界アイドル」のフォトカード入り商品を展開。新世界グループはショッピングフェスタで仮想モデルを起用し、現代百貨店は新村店にバーチャルアイドル公演専門スペースを設けている。

人気は実在アイドルを上回る水準に達する例もある。PLAVEは昨年11月発売のシングル初動売り上げが109万枚に達し、ボーイズグループのシングルとして歴代2位。異世界アイドルも国内バーチャルアイドルとして初めてビルボード韓国チャート3位に入った。

24時間のグローバル活動が可能で、費用対効果が高く、私生活スキャンダルのリスクがない点も、協業拡大の追い風だ。市場調査会社によれば、世界のバーチャルアーティスト市場は2023年の約10.8億ドルから、2029年には約40.4億ドルへ拡大する見通しという。

業界関係者は「技術の進歩で没入感はさらに高まる。抵抗感のないファン層が増えるにつれ、協業商品の需要も拡大していく」と話している。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular