
不法滞在者や外国人向けの「闇診療」が問題となっている韓国・済州島(チェジュド)で、医師免許を持たずに歯科の施術をしていた中国人グループが有罪判決を受けた。
済州地裁は12月2日、保健犯罪取締特別措置法違反罪に問われた30代と40代の中国人の女2人に対し、それぞれ懲役2年・執行猶予4年、罰金500万ウォン(約53万円)、約3123万ウォン(約331万2550円)の犯罪収益没収を命じた。
共犯の30代の男にも懲役1年6月・執行猶予3年、罰金100万ウォン(約10万6100円)を宣告した。
判決によると、3人は2025年5~9月、中国語SNSで「格安で歯の整形ができる」と宣伝し、済州市の住宅で不法滞在者や結婚移民の中国人に違法な施術をした。
歯を薄く削り、セラミック製の薄い板を貼り付ける審美治療(ラミネート)では1人あたり約8000元(約17万5692円)を受領。2人で53人に施術していた。中国から持ち込んだ携帯型医療機器を使っていたという。
裁判所は「無免許の医療行為は国民の健康と安全に深刻な脅威を与える」と指摘した。
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