2024 年 12月 4日 (水)
ホーム社会韓国で一家3人の死亡悲劇…経済困窮、自宅担保に借金、退去を求められ

韓国で一家3人の死亡悲劇…経済困窮、自宅担保に借金、退去を求められ

MBC報道画面のキャプチャー(c)news1

韓国・蔚山(ウルサン)のマンション火災現場で見つかった母親と子ども2人の遺体の首に絞められた痕があることがわかった。警察は一緒に死亡した父親が妻と子どもたちを絞殺し、自殺したと見て捜査している。

蔚山警察庁によると、火災は1日午後に発生、母親と子どもの計3人が遺体で発見された。40代の父親は心停止状態で見つかり、搬送先の病院で死亡した。

現場の部屋については火災発生前の1日午後7時ごろ、蔚山の中学校から警察にこの部屋に住む生徒が登校しなかったと連絡があり、警察が出動していた。しかし、父親はドアを開けず「子どもたちは家にいない」と繰り返したという。

午後8時24分ごろ、警察は消防救助隊に協力を要請し、ドアを破って室内に突入。既に火災で屋内には煙が充満しており、警察と消防は倒れている妻と中学生、高校生の子どもを発見した。

蔚山の大企業に勤めていた父親は経済的に困窮しており、自室玄関ドアには退去を求める貼り紙があった。そこには「警告します。最後です。今回はドアの前でやめておきます。よく考えてください」と書かれ、その下には「最後の警告」と大書した紙も貼られていた。

父親は2013年、自宅を担保に融資を受けたが、返済できず家は競売にかけられた。落札された後も父親が退去を拒否し続けたことから、落札者が9月ごろに貼り紙をしたとみられる。

(c)news1

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