新型コロナウイルス禍が一段落したことに伴い旅行需要が増える中、韓国でペット同伴旅行の方法が拡大している。従来のペットと一緒に楽しめる宿泊施設やテーマパークにとどまらず、最近ではペット専用のチャーター機やクルーズなどの多様な旅行商品が続々と登場している。
韓国観光公社によると、公社がペット旅行プラットフォーム「伴侶生活」、小型航空会社ハイエアと共に国内で初めて企画した「済州島ペット同伴チャーター機」が発売から4日で売り切れた。
商品は金浦空港から済州島を往復する2泊3日の日程で、今年計10回(月1回)運航する予定だ。座席は計50席で募集人数は30人前後。今回売り切れたのは3月出発分だという。
公社は以前にもペット同伴の国内クルーズ商品で大きな反響を呼んだ。今年2月18~19日の1泊2日でテスト発売した「鬱陵島(ウルルンド)ワンデークルーズ」には飼い主ら70人とペット46匹が参加した。
江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)市の三岳山(サマクサン)湖ケーブルカーはキャビン全体のうち2台をペット同伴搭乗専用に変え、15分に1台運行する。小型犬の同伴は無料。ペットはリードとマナーベルト(ペット用おむつ)の装着が必須で、カバンやケージ、ベビーカーを使用することもできる。
また、ケンジントンホテルアンドリゾートは2020~21年、忠清北道忠州と江原道高城の雪岳バレイリゾートにペットオーダーメード型客室や施設を導入し、客室売り上げ成長率50%以上を記録。韓国リゾート・ホテル業界で初めてペット専門の職員を採用した。
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