韓国のあるカフェが、高齢者の出入りを制限する「ノーシニアゾーン」を宣言し、オンライン上で議論になっている。
オンラインコミュニティの投稿によると、閑静な住宅街にあるカフェの出入り口に、営業時間とともに「ノーシニアゾーン」「60歳以上の高齢者の出入り制限」と記されていた。その告知の近くには「盲導犬を歓迎します」というステッカーがあった。投稿者によると、このカフェは座るスペースもない狭い店という。
この投稿が急速に広がり、ネットユーザーの間ではさまざまな意見が飛び交っている。
「盲導犬を歓迎するという寛大なステッカーとシニア禁止という差別が共存している」
「子ども嫌悪に続き年配者嫌悪まで。嫌悪の国。韓国は息苦しい」
「身分証明証の検査でもするのか。嫌悪や差別が平気な世の中になった」
「お前たち、自分は年を取らないとでも思ってるのか。本当に愚かだ」
ただ一部には「それなりの事情があるのだろう」「嫌なら行かなければいい」「ノーキッズゾーンは擁護してノーシニアゾーンはなぜダメなのか」とカフェの経営者に理解を示す声もある。
ソウルでは2019年、ある屋台の店主が、年配客による従業員へのセクハラ発言に我慢できず「49歳以上、丁重にお断りします」と店に貼って話題になった。
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