韓国で「第4のインターネット専門銀行」の座を狙う競争が始まった。既存のインターネット銀行3社がいずれも2年ぶりに黒字転換するなど市場は安定しており、これまでに「ソソ(SOSO)バンク」▽「サムチョムサム(3.3)バンク」(仮称)▽「KCDバンク」(仮称)の3つが名乗りを上げている。
小商工人(従業員10人未満の小企業)連合会などを中心としたソソバンク設立準備委員会は6日、発足式を開き、来年2月中にインターネット銀行の予備認可を申請する計画を明らかにした。2019年に1度挑戦したが、資本金調達や事業計画の面から脱落した。前回の失敗を教訓に準備を進めており、小商工人に特化した銀行を目指している。
税金申告・還付支援サービス「サムチョムサム」を運営する「Jobis & Villains」も同日、「サムチョムサムバンク」という名前で来年初めに予備認可を申請することを明らかにした。小商工人や自営業者など個人事業者の新たな機会創出に貢献したいとしている。
韓国信用データ(KCD)は最近、特化銀行からインターネット銀行の設立に方向転換した。KCDも小商工人経営管理サービス「キャッシュノート」を運営し、来年上半期の認可申請を準備している。
(c)news1