2024 年 9月 18日 (水)
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韓国で「人気爆発」フィリピン家事代行者、しかし「利用キャンセル」も次々に

フィリピンの家事管理士=ソウル市(c)MONEYTODAY

韓国で9月3日からサービスが始まった「外国人家事代行者試験事業」で、最終的に選ばれた利用家庭のうち1割が申請を変更・キャンセルしたことがわかった。

ソウル市によると、7月17日から8月6日までの3週間にわたって実施された外国人による家事・育児サービスの利用家庭の募集で、最終的に157家庭が選ばれ、そのうち142家庭がフィリピンの家事代行者とマッチングされた。15家庭は申請を変更またはキャンセルしている。最終的な申請家庭の内訳は、共働き家庭が115(81%)、妊婦家庭が12(8.5%)、多子家庭が11(7.7%)、シングルペアレント家庭が4(2.8%)となっている。

外国人家事代行サービスを追加で希望する家庭は、サービス提供機関「ホームストーリー生活代理主婦」または「ヒューブリスケアプラスアプリケーション(アプリ)」に会員登録後、申請できる。申請資格は、ソウル市に居住し、12歳以下の子どもを育てている家庭であれば、随時申し込み可能だ。

市の関係者によると、「申請変更やキャンセルの理由は、単なる心変わりの場合もあれば、他の家事代行者を見つけたためにキャンセルした可能性もある」とし、具体的な理由は特に聞き取っていないという。

業務に投入されたフィリピン家事代行者100人の平均年齢は33歳で、学歴は大学卒業者が44%、高校卒業者が56%だった。8月6日に入国した家事代行者らは、9月2日までに全国雇用サービス協会およびサービス提供機関が提供する4週間160時間の職務教育と韓国語教育などによって、利用家庭に対するケアと家事サービスの提供に必要な準備を終えた。

特化教育は、セクハラ防止や産業安全教育に16時間、家事および育児の職務教育に92時間、韓国語と韓国文化の教育に52時間が割り当てられ、職務教育としては実際の家庭での現場実習を通じ、住宅構造の理解や家電製品の使用方法などを学んだ。

また、ソウル市は家事代行者の業務範囲をわかりやすく具体化したガイドラインを作成し、実際の契約書に反映させた。利用家庭ごとの希望するサービスを事前に協議し、サービス期間中に追加の業務が必要な場合は、利用家庭がサービス提供機関のコールセンターを通じて調整・決定し、家事代行者に案内される。

ソウル市女性家族室のキム・ソンスン室長は「フィリピン家事代行者が現場でケア業務を円滑に遂行できるよう積極的に支援する。利用家庭もサービス提供機関のコールセンターを通じて、いつでも相談や問い合わせができるよう、ソウル市と雇用労働省も相談窓口を設けているので、多くの意見をいただきたい」と呼びかけた。

(c)MONEYTODAY

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