韓国国土交通省が今後、バイクなど二輪車のフロントにもナンバープレートを装着する案を検討する。交通違反が増加する中、無人取り締まり装置は主に前面のナンバープレートで車両を確認する方式のため、現状ではナンバープレートが後方にしかない二輪車の取り締まりが困難だからだ。
最近、交通違反の自動二輪運転者は年平均6.0%増加し、事故率も年平均7.2%と急上昇している。死傷者数も年平均9.1%増加した。
警察庁は後方のナンバープレートによる取り締まり装置を試験導入しているが、まだ前面を対象にするものが大多数だ。
そこで同省が検討を始めたのが、二輪車への前面ナンバープレート導入だった。
色やフォント、規格などナンバープレートの形を変更することも検討しており、現行では自動車(520×110mm)より小さいナンバープレート規格(210×115mm)を大きくするなどして視認性を高めたいとしている。
大林(テリム)大学未来自動車学部のキム・ピルス教授は「1日に1人ずつ死亡事故が発生しており、関連制度を整備する時期が来ている」と指摘し、前面へのナンバープレート装着を支持する。
一方で、亜洲(アジュ)大学交通システム工学科のユ・ジョンフン教授は「ナンバープレートを前方に付けるためには生産ラインを変えるべきだ。むしろ処罰を強化した方が適切ではないか」と指摘している。
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