韓国で「ヨンクル(魂集)族」と呼ばれる20~30代の10万人以上が持ち家を売却したことが分かった。高金利が主な原因とみられる。
ヨンクル族とは、持っている資産を魂までかき集めて住宅ローンを組んだ人を意味する新語だ。
統計庁の2022年住宅所有統計によると、昨年11月1日時点で住宅を所有している個人は1530万9000人で、1年前に比べて22万人増加した。
一方、そのうち30代は154万1000人で、前年より10万6000人減少、20代以下も前年から1万7000人減の27万4000人だった。50~80代以上が増加したのとは対照的だ。
昨年金利が急騰し、ローンを組んだ20~30代が負担に耐えられず家を売ったとみられる。
昨年1月1日まで1.00%だった基準金利は年末には3.25%に急騰。銀行貸出金利も年初の3%台半ばから年末には5%台前半に上昇した。
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