韓国では毎年、飲酒運転事故で200人余りが命を失う。新型コロナウイルス感染の影響で飲酒運転事故件数は減ったものの、死亡事故は依然と変わらない。警察は年末を迎え、飲酒運転の集中取り締まりに乗り出した。
道路交通公団交通事故分析システム(TAAS)によると、最近3年間の飲酒運転交通事故は2019年に1万5708件、2020年に1万7247件、2021年に1万4894件。このうち死亡者数は2019年に295人、2020年に287人、2021年に206人と、毎年200人台になっている。
警察庁によると、飲酒運転の再犯率は2019年に43.7%、2020年に45.4%、2021年に44.8%だ。毎年摘発される飲酒運転者10人のうち4人は、以前に飲酒運転で摘発されたにもかかわらず、またお酒を飲んでハンドルを握ったという。
再犯率が高いため、飲酒運転死亡事故も大多数が常習的な飲酒運転者から発生する。2019年には飲酒運転死亡事故の40.3%(119件)、2020年には46.3%(133件)が1回以上飲酒運転で摘発されたことのある再犯から発生した。
警察関係者は「飲酒運転は中毒とも同じ。お酒を飲んで運転する癖がつき、結局、事故を起こしてしまう」とみている。警察庁は年末を迎え、今月18日から来年1月まで各市・道自治警察委員会と協力して全国で飲酒運転集中取り締まりに入っている。
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