
韓国の保守系野党「国民の力」の国会議員であるクォン・ソンドン(権性東)氏と、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)世界本部長のユン・ヨンホ(尹永鎬)氏、そしてユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏に対する判決公判が2026年1月28日にソウル中央地裁で開かれることになった。3人はいずれも教団を介した不正な金品の授受・陳情をめぐる罪に問われている。
キム・ゴニ氏は、資本市場法違反(株価操作)・斡旋収賄・政治資金法違反の3つの罪に問われている。特別検察は、資本市場法違反および斡旋収賄について懲役11年と罰金20億ウォン、追徴金8億1000万ウォンを求刑している。また、政治資金法違反については懲役4年と追徴金1億3000万ウォンの判決を求めている。
キム・ゴニ氏をめぐっては、韓国の大手自動車販売会社ドイツモーターズ株価操作事件や、世論調査を無償で提供された罪にも問われている。特別検察はキム・ゴニ氏が教団からシャネル製のバッグ2点と英国高級宝飾ブランド「グラフ」のダイヤモンドネックレスなどを受け取ったとし、これを教団の陳情と結びつけている。
クォン・ソンドン議員に対しては、2022年1月、大統領選挙を控えた時期に、教団のハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁の指示を受けたユン・ヨンホ氏から、ユン・ソンニョル氏の大統領当選直後に陳情の見返りとして現金1億ウォンを受け取ったとして、政治資金法違反の罪に問われた。特別検察は懲役4年と追徴金1億ウォンを求刑している。
クォン・ソンドン議員は最終陳述で「1億ウォンを受け取った事実はない。食事を兼ねた1時間の面談に過ぎず、人物像も知らなかった。私が金に目がくらんでいればあり得たかもしれないが、そのようなことは絶対にない」とし、無罪を主張した。
ユン・ヨンホ氏はキム・ゴニ氏への陳情を目的に前述の高級品を、シャーマン「乾真法師」として知られるチョン・ソンベ(全成培)氏に預けたほか、請託禁止法違反などに問われている。また、裁判終盤において「教団だけでなく、共に民主党の関係者とも接触していた」と述べ注目を集めたが、具体的な政治家の名前は明かさなかった。
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