2025 年 6月 6日 (金)
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韓国「結婚式場+スタジオ・ドレス・メイク」パッケージ、平均240万円…カンナムでは衝撃価格

2024年1月26日、ソウル市西大門区阿峴洞のウェディングタウン(c)news1

結婚を控えたカップルが結婚式場と「スドメ(スタジオ・ドレス・メイクアップ)」パッケージに支出する費用が、全国平均で2101万ウォン(約240万円)に達することが韓国消費者院の調査で明らかになった。特にソウル江南地域ではその金額が3409万ウォンと、全国平均の1.6倍、最も安価な慶尚道の1209万ウォンに比べて約3倍に上る。

これは韓国消費者院が4月16日から30日にかけて、全国14地域の結婚式場370カ所と結婚準備代行業者152社を対象に訪問調査を実施し、28日に発表した「結婚サービス価格調査」の結果で明らかになった。

調査対象の価格には、大規模な選択項目を除いた必須項目、すなわち式場の使用料・基本装飾・食事代と、スドメパッケージが含まれている。

結婚式場にかかる中間価格は1555万ウォンで、江南が3130万ウォンと最も高く、釜山は815万ウォンと最も安かった。一方、スドメパッケージの中間価格は290万ウォンで、最も高かったのは全羅道の345万ウォン、最も安かったのは仁川の212万ウォンだった。

結婚式は一般的に1年以上前から予約される傾向があり、「12~18カ月前」の予約が55.3%と最も多かった。式場関係者の全員が「繁忙期がある」と回答し、主に10月、5月、4月、11月を挙げた。繁忙期の契約価格は平均1620万ウォンで、オフシーズン(1170万ウォン)に比べて450万ウォン高かった。

費用内訳では、「1人当たりの食事代」が最も大きな比重を占め、全国平均は5万8000ウォンだった。江南の8万5000ウォンは、慶尚道(4万4000ウォン)より約2倍高かった。食事代は繁忙期には6万ウォン、オフシーズンでは5万5000ウォンと、5000ウォンの差が見られた。

結婚式場の使用料は中間価格で300万ウォン。江南では700万ウォン、その他のソウル地域では550万ウォンで、最も安かったのは光州と済州島の100万ウォンだった。基本装飾費は大田を除く地域で0ウォンとなっており、装飾費を追加請求しない傾向が見られた。

スドメの詳細を見ると、スタジオ撮影(20ページアルバム+20インチ額縁付き)の中間価格は135万ウォンで、江原道が159万ウォンと最高、京畿道と忠清道が100万ウォンで最安だった。ドレス(本番用1着+撮影用3着)は中間価格で155万ウォン、大田が222万ウォンで最も高く、ソウル江南以外では110万ウォンと最も安かった。メイクアップ(本番+撮影、院長級)は76万ウォンが平均で、江南では99万ウォン、光州では32万ウォンだった。

また、スナップ撮影や映像撮影(69.7%)、夜間撮影(54.0%)、本番用ドレスヘルパー(47.3%)、早朝メイク料金(27.2%)などがよく売れる追加サービスであることも分かった。特に早朝メイク料金は業者の73.6%が時間帯別に価格を分けており、午前4〜5時開始の料金が最も高く中間価格は20万ウォンだった。

追加サービスの中でも価格が高かったのは、式場の「生花装飾」(225万ウォン)、スタジオの「原本データ購入費」(22万ウォン)、ドレスの「ファーストウェア」(200万ウォン)、メイクの「ヘアスタイル変更」(35万ウォン)だった。

一方、今回調査対象となった522業者のうち63.6%が価格情報を公開していなかった。特に結婚準備代行業者の86.8%が最小限の価格情報すら提供しておらず、式場でも54.1%が非公開だった。価格非公開の理由としては「価格の標準化が困難」(56.6%)、「競合他社への情報漏洩懸念」(28.6%)などが挙げられた。

(c)news1

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