韓国のオンラインコミュニティに13日、「工場で作ったシッケを手作りだとだました業者」というタイトルの文章が投稿された。ある果物屋のアルバイトが、工場製のシッケのラベルを剝がす作業をしたと暴露したことで「手作りシッケ」がうそだったことがバレたのだ。
シッケは日本の甘酒に似た韓国の伝統的な発酵飲料だ。
投稿者は「家の近くの果物店で手作りのシッケをよく買っていた。他のレビューを見ると工場の製品だった。ラベルを剝がし忘れたまま送ってしまい、バレたらしい」と話した。
その果物屋では、工場で作った1.5リットル4000ウォン(約440円)のシッケを「伝統製法で母の味そのまま、手作り伝統シッケ」として8000ウォン(約880円)で販売していた。
この書き込みを見たネットユーザーが「世の中は狭いね。見てすぐにわかった。私はここでアルバイトをしていた」と明かし、「シッケのペットボトルのラベルを剝がすよう言われたけど、詐欺の片棒を担ぐのはいやだから、写真を撮って友達に送った」と暴露した。
そのうえ「ここのオーナーは秘法ソースのトッポギと言って、工場の製品を使い、お金を稼いでいるので有名だ」と追い打ちをかけた。
ここでは、フルーツポンチを作っていたスプーンで味見をして再びかき混ぜたり、配達に出た汚い素手で果物を触ったりしていた。トイレがないから容器や食パンを保管している倉庫で小便をしていた。水だけで皿を洗い、床に落ちたメロンを水洗いして包装した――という。
衛生面でも暴露を続けたネットユーザーは「いつかは大問題になると思っていた」と話した。
(c)news1