韓国教育省が4月10日から5月10日に実施した校内暴力実態調査で、言語・サイバー暴力の割合が減り、身体への暴力の割合が増えたことがわかった。
調査は小学4年~高校3年の全384万人を対象に実施し、参加率は82.6%(約317万人)だった。昨年2学期から調査時点までの校内暴力被害・加害・目撃経験を尋ねた。
校内暴力の被害経験があると答えた児童・生徒の割合を指す「全体被害応答率」は2022年に比べて0.2ポイント増の1.9%だった。
学校別では小・中・高とも増加した。小学校は前回の調査より0.1ポイント増の3.9%、中学校は0.4ポイント増の1.3%、高校は0.1ポイント増の0.4%だった。
教育省のキム・ヨンソク責任教育政策室長は、被害応答率が増加した理由について「校内暴力が社会的イシューに浮上していた時期であり、敏感度が高まっていたため」とみている。
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