
2025年4月4日に韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領(当時)が弾劾されてから1年が経過した。ソウル中心部は進歩系と保守系の市民団体による対抗集会で再び二分され、「内乱・外患を清算せよ」「ユン・ソンニョルは正しかった」などのスローガンが響いた。
ユン前大統領の支持者らは4日、太極旗と星条旗を掲げ、「ユン・アゲイン」を叫びながら街頭を行進した。一方、弾劾賛成側の集会を主導してきた市民団体は同日午後、鍾路区の地下鉄安国駅6番出口付近で「4・4内乱清算・社会大改革主権者勝利の日」集会を開いた。文化イベント形式で開かれたこの集会には約1000人が参加し、「社会大改革を実現しよう」「内乱・外患を清算しよう」と書かれたプラカードを掲げ、スローガンを繰り返した。
1年前の弾劾要求集会で見られた個性的な旗も再び登場した。「集会に来るためゲームができなかった人々の集まり」「ホグワーツ入学通知を受け取れなかった魔法使い連合」などの旗が目を引いた。
参加者らは「2024年12月3日の内乱の夜を経て、内乱の首謀者であるユン・ソンニョルの罷免と拘束に至るまで、123日間にわたり1000万人の市民が広場を守り抜いた結果、民主主義は勝利した」と主張し、「残された課題を早急に清算すべきだ」と訴えた。さらに、ユン前大統領や国政介入に関与した勢力への厳罰、関連事件の徹底した処罰などを求めた。
同時刻、別の市民団体も国会のある汝矣島周辺で司法を批判し、検察改革を求める集会を続けた。
一方、保守団体などは午後1時半ごろ、鍾路区のマロニエ公園に集まり、ユン前大統領の恩赦と政界復帰を求めて街頭行進に踏み切った。赤い服を着た参加者らは「ユン・アゲイン」「オンリー・ユン」と書かれたスローガンを掲げ、「ユン・ソンニョル大統領、頑張れ」「私たちがユン・ソンニョルだ」「ユン・ソンニョルは正しかった」などと叫んだ。
進歩系と保守系団体が憲法裁判所周辺に集結したことで一時緊張が高まったが、双方の集会場所は約200メートル離れており、警察が各所に配置されたため、衝突は発生しなかった。
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