
韓国で、「姉妹性的暴行犯」として懲役13年の刑に服し出所したノ・ヨンテ元被告(46)が、江原道春川市に滞在していることが分かり、地域社会に不安が広がっている。
元被告は主に京畿道地域で犯行を重ね、2025年末の出所後、韓国法務保護福祉公団江原東部支部に入所し、約1カ月後に春川にある江原支部へ移った。約1カ月前からは春川市沙農洞の同支部施設で生活している。
同公団江原支部は、出所者に宿泊や食事を提供し、職業訓練や就職支援などを通じて自立を後押しする更生施設だ。規定により滞在できる保護期間は最長2年で、基本6カ月に加え、6カ月以内で3回まで延長できるとされている。
一方で、元被告は深夜の外出こそ制限されているものの、日中の活動範囲に大きな制約がないことから、住民の間で懸念の声が高まっている。SNS上では「なぜ春川なのか。周辺には学校や塾が多い」「安心して暮らせない」といった投稿が相次ぎ、他地域の市民からも春川住民を心配する書き込みが見られる。
元被告は現在、位置追跡用の電子装置(電子足輪)を装着し、深夜0時から午前6時まで外出が禁じられている。公団によると、入所後に順守事項違反などの問題は確認されていないという。
韓国法務保護福祉公団江原支部は、元被告はの生活状況や自立計画を6カ月ごとに詳細に審査し、施設滞在の可否を判断する方針だ。施設側は、定期的な点呼や夜間外出制限などにより管理可能な水準にあるとしている。
ただ、施設での生活を終えた後、元被告が春川での居住継続を希望した場合、公団がこれを制止する法的手段はない。
春川市内に住む30代の女性は「このような犯罪を犯した人物がなぜ春川に来たのか、本当に心配だ」と語り、「自治体や警察がより一層注意を払い、市街地を自由に歩き回ることがないよう対策を強めてほしい」と求めた。
公団関係者は「継続的な相談や定期的なモニタリングを通じ、住民の不安を和らげられるよう努める」と述べている。
元被告は2012年12月11日午前4時30分ごろ、京畿道高陽市一山東区のマンション6階に侵入し、20代の姉妹に性的暴行を加えたとして逮捕された。警察署で取り調べを受けていた際、緩くかけられていた手錠を外して逃走したが、5日後に再び身柄を拘束された。その後、裁判で懲役13年の判決を受け、10年間の身上情報公開・告知命令と電子装置装着命令も科された。
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